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ぼやき ビジネス

シェルフスペースって大事

今日はドラッグストアで買い物。

ボディーソープが欲しい。けれど、ない。

みたいな状態に買いたいものがどこにあるか陥ったことってないだろうか。
これって、小売に関して非常に重要なことで、欲しい商品が、棚をみて、探してもなければ、他の代替品を買ってしまうこともあるだろう。
メーカーにとってはこういう事情は損失になる。

メーカーにとっては棚に何を置くか、店側は置いてくれるかということは重要な問題である。シェルフスペースといって「棚空間」「棚スペース」というだけれど、これが小売と製造業間の交渉において重要になってくる。

例えば、花王を例に出すと、ドラッグストアで、花王の製品を多く置いてもらうとか、顧客の目につくところに置いてくかで重要な点になる。これが、P&Gとかライオンの製品になってしまうと、花王としては困るわけだ。

だから、メーカーからしてみれば、買い手(店)の交渉で、シェルフスペースの確保が非常に重要な要素になる。顧客が目につくところに、というのは大事で、別にドラッグストアだけじゃなくて、スーパーなども同じことがいえる。

なければ、代替品になっちゃうから、メーカーとしては必死だ。

このシェルフスペースにおいて、ある存在によって、大きく変わっていった。

PB(プライベートブランド)だ。

PB商品が当たり前になったことで、メーカー側からしたら、買い手の交渉力はさらに強まったといえる。

プライベートブランドにすることで、そのシェルフスペースを確保するよって買い手側が言うことで、メーカー側は従った方がシェルフスペースを維持することができる。また、シェルフスペースを確保することを条件に、買い手から買い叩かれることもあるだろう。メーカー側からしたら、構造が大きく変わって、かなりしんどい構造になってしまったんではないかと考えている。

で、もっと先に進むと、eコマースがもっと当たり前になって、キホン、ネットで買うよとなると、また面白いことになると思われる。結局、シェルフスペースが大事であるってことだ。

というのも、結局、顧客がその商品を目にするかどうかだ。だから、シェルフスペース(棚)とは違えど、目に見える空間は必要だ。それを持っているところが交渉力が強いということがわかる。Amazonや楽天など、目につくように自社の製品をしてもらうことこそ、重要な点になる。結局、顧客の目につかなければならない。

とはいえ、人によっては買うものが決まっていて、定期的にそれがいいとなれば、話は別で、定期購買すればいい話。そういった商品であれば、問題ないかもしれない。でも、結局、最初に購入する商品は顧客の目につくかどうかって話。それはCMでもいいし、店舗でもいいし、ネットショップでもいいし。

今後の消費者行動について、どう変わっていくのか(あるいは、変わらないのか)をちゃんと見極めないといけない。

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