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アート

全然アートに興味のなかった僕がアートの楽しみ方を説明したい

2017/03/23

僕は自己紹介などで好きなことを話す際、「アート」ということにしています。
その時の相手の反応はいまいちな顔をされます。

さらに、どういった時代の作品が好きかと踏み込んで質問されると、「全般好きですけれど、現代アートがいいですね」と僕は答えます。
そうすると、もっと微妙な感じになります。

一般的に「現代アート」って、いまいちわかりにくかったり、何がしたいのか伝わりにくい作品が多いといわれています。
「現代アート」にかぎらず、アートや美術に興味のない方だと敷居が高く踏み込んじゃいけないものであると思っている人が結構いるのです。

僕自身も6年前まではそうでした。
全然興味もてませんでした。
フランスのオリセー美術館もルーブル美術館も行っても、特にそこまで関心はありませんでした。
日本には絶対来ないような超有名作品をみたとしても、「あ、有名な作品だ」くらいしか思いませんでした。

以前の僕は、国内の美術館も行かなければ、アートイベントにも全く興味がありませんでした。

僕がアートを好きになった理由

僕がアートを好きになったのは、瀬戸内国際芸術祭を観に行ったことからはじまります。

大学の友人と香川に行くことになりました。
目的はうどんを食べるためです。

そのとき、「瀬戸内国際芸術祭」という面白そうなイベントが開催されていたので、ついでにみんなで行くことにしました。

瀬戸内国際芸術祭は瀬戸内海に浮かぶ直島や豊島を中心としたアートイベントです。
現在は、3年に1度開催されるアートトリエンナーレになっています。
(芸術祭の会期外でも常設の展示などをやっています。)

僕が行ったのは第1回目の瀬戸内国際芸術祭でした。

この芸術祭に行ったことで僕はアートに興味を持ち始めました。

でも、アートに興味を持つ、はじめのとっかかりは異なります。
僕はそのころ、地域活性化ということに非常に興味を持っていました。

瀬戸内国際芸術祭では、地域の人も、都心からきたボランティアの人も一緒になって、島を盛り上げようという想いが伝わってきました。
非常に活気がありました。
そこで、鑑賞していくうちに、町(島)興しという手段でアートを扱うというのが非常に興味を持ちました。

アートは人と人との対話で使うことができるんだなと思い、アートや美術に興味をもったことがきっかけとなりました。
そのあと、美術館やアートイベントにちょくちょくと行くようになった結果、アートが大好きになってしまったのです。

アートが敷居が高くなってしまう理由

現代アートにかぎらず、アートが敷居が高くなってしまう理由は「よくわからない」「難しい」などの想いが先にあるからだと思います。
アートの第一印象でこういった言葉が出てしまう人は多いのです。

確かに、アートは、時代背景、アーティストがなぜつくったのか、他の作品との関連性など、様々な要因があることでみなければ読み解くことができない作品も多いです。
特に現代アートは顕著です。

もちろん、僕もいまだにわからない作品は多くあります。
ただ、そういう作品ばかりではないことにも気づいてほしいというのが、僕の主張です。

一部の作品が先行して、「よくわからない」とか「難しい」とかいわれているだけであって、実際のところ、敷居自体はそこまで高くないと思っています。

より深く知りたいと思えば、知ればいい。

ただ、それだけなんです。

アートに興味を持つには

事前知識が必要だとかいうけれど、最初のとっかかりとして、なくていいです。
必要ありません。

あると邪魔です。

そういうものがない状態でいった方が、アートや美術に興味を持つと思います。
ここで、アートや美術に興味を持つ、好きになる方法を紹介します。

アートトリエンナーレに行ってみる

アートに触れる意味で、一番敷居が低いと思います。(美術館よりも実は敷居は低く、遊び感覚で楽しめる。)
遠出するのであれば、トリエンナーレに行くんじゃなくて、観光のついでとして行くスタンスでも悪くないです。

2016年今年はアートトリエンナーレが多く、全国でやっていたりするので、ぜひ足を運んで、アートに触れてみましょう。

■2017年おすすめのアートトリエンナーレ
・いちはらアート×ミックス2017@千葉県市原市南部地域
2017/4/8〜5/14
http://ichihara-artmix.jp/
・北アルプス国際芸術祭@信濃大町
2017/6/4~7/30
http://shinano-omachi.jp/
・ヨコハマトリエンナーレ2017@横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館ほか
2017/8/4~11/5
http://www.yokohamatriennale.jp/
・中之条ビエンナーレ2017@群馬県中之条町 町内各所
2017/9/9〜10/9
http://nakanojo-biennale.com/

美術館に行ってみる

アートトリエンナーレは会期が決まっているので注意が必要です。

美術館は、いつでも行くことができるので、オススメしやすいです。(企画展や配置換えの閉館等もありますので、事前にチェックは必要です)
美術館も様々なので、企画展が気になるとか、常設展がきになるとか、直感で決めるのがいいです。

あとは、アクセスしやすい美術館に行ってもいいだろう。

アートイベントに行ってみる

東京フォーラムやビッグサイトなどでアートイベント、デザインフェスティバルのようなものもアートを知るきっかけになるでしょう。

アートフェア東京
https://artfairtokyo.com/
デザインフェスタ
http://designfesta.com/

アートの見方

自分が好きだと思ったのを探そう

アートは「直感」が大事です。

作品に対して、「なんか好きだ」「なんか気になる」というところが出発点でいいとおもっています。

全然そこに理由はいらなくて、

好きか、嫌いか、
興味あるか、ないか

そんなところでいいと思います。

嫌いとか意味わからないでもいい

嫌いなら嫌いでいいです。

全部の作品好きじゃなくて、いい。

この作品、いまいちだな、わからないな、嫌な気分になるな
って思えば、嫌いで構わないと思っています。

僕もアート好きだけれど、嫌いな作品も多く存在します。

興味を持った作品をもっと知ろう

興味を持った作品をより知ることで、さらにおもしろくなるはずです。

アーティストのこと、作品のこと、その作品の背景のこと、
さらに他の作品が展示されている美術館やギャラリーに足を運ぶとどんどんおもしろくなってくる可能性もあります。

「なぜ?」から始まるのがアート・美術に興味になるきっかけになります。

まずはきっかけが必要

まずは、足を運んで、アートに触れることからはじめましょう。
何かしら、プラスになることも多いはずだと思っています。
ぜひ、少しでも多くの人にアート・ライフを楽しんでもらいたいです。

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