シャープのAQUOSのCMはもう一度見つめなおしたほうがいい
シャープは、台湾の鴻海精密工業の傘下入りが決まり、8月に東証2部に降格することが決まった。
6月27日、株価が100円を切った。
メーカーを応援した僕にとっては非常に残念ではある。
また、家にあるテレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電、スマホともにシャープである僕にとって、身近な存在だ。
大学在学中(2005年~2009年)では、AQUOSブランドはとても知名度があり、液晶といえばシャープというのが定着していたものだ。
それが、たった10年もせずに、このような状態になるのには驚きだ。
それだけ、環境変化が厳しく、経営能力の乏しい企業は淘汰されていくことが目の当たりになったと思う。
そんな時代だ。
最近目につくのが、シャープのAQUOSのCMだ。
この時期にバンバンとテレビCMが目立つ。
このような時期にちゃんとマーケティングマネジメントできていない点がダメなんだと思うが、その内容も不安になる。
内容は覚えているだろうか。
以下のような動画だ。
きゃりーぱみゅぱみゅが、牛若丸に扮して弁慶と対決する内容。
映像の美しさアピールしているAQUOS4KCMだ。
誰をターゲットにしているのだろうか。
若者のアミューズであるきゃりーぱみゅぱみゅを起用して、本当にAQUOSの販売台数をふやすことができるのだろうか。
色々と間違っている気がする。
昨年からきゃりーぱみゅぱみゅを起用しており、このように考えている人はとても多い。
消費者がそう思うことは、そういう広告をうつこと自体間違っているということだ。
どんだけ、費用がかかっているのか、ちゃんとマーケティング部門はわかっているのだろうか。
(そういう部門もなく、広告宣伝部門の地位が高いのか?)
そもそもAQUOS4Kの値段から、きゃりーぱみゅぱみゅを起用して何がしたいのかわからない。
広告代理店に丸投げなんじゃないかと思うほど、自社の分析ができていないのではないかと思われる。
これをみて、数あるテレビの中でAQUOS4Kを買うのかという話だ。
しかも、4Kを買うような消費者層において。
AQUOS4K、安くても10万弱。
他の液晶全然安いし、きゃりーぱみゅぱみゅを支持する層、そんな高いテレビ買わないはず。
むしろ、スマホで完結しそうなレベル。
以下、クリスマスのだけど、こんなのに金かけて大丈夫なのかと不安になる。
http://www.sharp.co.jp/aquos/photovendor/
今後、シャープは復活してほしいとも思うけれど、
最近やっているAQUOS PHONEのCMをみて、頭いたくなった。
全然、シャープの状況は、グッジョブ!じゃない。