瀬戸内アートをめぐる旅~男木島~
3日目は男木島と女木島。
6年前に瀬戸内国際芸術祭の会期中に女木島は足を運んだ。
男木島は行ったことがないので楽しみだ。
特徴
男木島は小さい。作品も1点を除き、ほとんどが密集しているので、とても見やすい。ただ、急な坂が多いので、歩きやすい格好がいい。
自分好みの作品が多く、有料作品はすべて素晴らしいと感じた。
個人的には、瀬戸内国際芸術祭の島の中では、犬島か男木島がベストだと思っている。
さらに、猫島としても有名で、野良猫がたくさんいる。
ハニートラップ(猫)が多く存在し、気をつけないと時間を忘れて作品を見ずにいる猫とじゃれあう可能性もあるので注意が必要。
それくらい多く、猫がいる。
アート目的よりも猫目的でこの島にきている人が多そうだ。
ちなみに、猫スポットは歩く方舟へいく途中の港と、神社にいっぱいいる。
所要時間
猫と遊ぶ時間を含めないで2時間~3時間程度。
全作品、密集しているので、あまり時間をかけずアートを堪能することができる。
作品
青空を夢見て/レジーナ・シルベイラ
小学校・中学校の体育館を清々しく空の色にした作品。
家とのコントラストが良い。
表だけであり、裏は鮮やかな色ではなく、本来の建物の色なのが、少し残念。
学校のため、中に入ることはできない。
歩く方舟/山口啓介
1番遠い(それでも港から15分程度)作品であり、1番気になる作品
見た目が面白い。作品のとおり足の付いた方舟である。
遠くからみても面白いし、近くからみても面白い。
親しみやすさのある作品だ。
そして、その途中にいるハニートラップ(猫)がたくさんあるので注意。
部屋の中の部屋/大岩オスカール
大岩オスカール氏の作品。
民家の部屋を90度回転させている。細かなところまでこだわっているのが面白い。ただ、若干、奇妙さはあって、本当に90度回転しただけなのか?と疑問が生じる。この疑問を是非、自分の目で見て欲しい。
大岩オスカール氏の作品は楽しい。
オルガン/谷口智子
島の路地に望遠鏡などを組み込んだパイプを配管した体験型作品。
親しみやすい作品であり、子供が好きそうだ。
SEA VINE/高橋治希
磁器製のつるが室内にはり巡らされた作品。
細かくて、繊細だ。それでいて美しいし、奥の窓から見れる瀬戸内海が素晴らしい。前からの作品らしいが、作品を拡張していると受付の人が話されていた。
アキノリウム/松本秋則
今回の旅でみて一番好きな作品。
天井裏と床に数多くのサウンドオブジェ(手作り!)を設置され、音やオブジェの動きを楽しむ作品。
ピタゴラスイッチみたいな親しみがある。音も癒やされる音であり、何分でも入れることができる。
カレードスコープ ブラック&ホワイト/川島猛とドリームフレンズ
家に入った瞬間に、凄みを感じた。
また、トイレも作品になっており、トイレで鑑賞もした方が良い。
追加で書き綴った箇所も見受けられる。
オンバ・ファクトリー
カレードスコープ ブラック&ホワイトの家の前にあった。
オンバとは乳母車のことである。男木島は坂道や細い路地が多く、歩くのも大変だ。高齢者の方は、このオンバをもって移動する。
このオンバをオーダーメイドしてくれるらしい。