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今更感が強いけれど、「シン・ゴジラ」を見てきたよ

一気に口コミやブログで広がった映画「シン・ゴジラ」を見ることができました。
ブログで書くには、2歩も3歩も出遅れ感がありますが、ぼくの率直な感想を書きたいと思います。

ゴジラなのか?ゴジラ??

シン・ゴジラを見て、最初に気になったのは、これがゴジラ映画かという点です。
ぼくは子供のときにゴジラシリーズをよくみていました。
父と映画館でみましたし、ビデオでも借りてみていました。

ストーリーなどはあんまり記憶に残っていないのですが、
とても興奮したのを覚えています。

「ゴジラvsモスラ」に出てくるバトラが好きだった気がします。

「シン・ゴジラ」では、ゴジラしか出てきません。
他の怪獣は出てこないのです。

人間VSゴジラの構造で、人間の視点が中心です。

ゴジラシリーズって、もっと怪獣に焦点があたっている感じがします。

人間視点はそこまで重要ではなくて、
ゴジラが活躍(?)するところが子供心をくすぐりました。

そういうのがゴジラだと思っていました。

なぞの違和感

なので、シン・ゴジラは結構違和感がありました。
ゴジラとしてみるのではなく、一つの作品として見れば、非常に面白いことは確か。
でも、ゴジラシリーズという意味で、子供心をくすぐるかといえば、全然違います。

ゴジラの活躍が全然ないので、ワクワクするとかそういう感じじゃないのです。
今考えるとゴジラの活躍って破壊活動だけど、それでも興奮したもんです。

しかも、VSシリーズでは、他の怪獣と戦うという意味で、非常に男の子は、ヒットしたわけです。

全然子供向けじゃない!

ゴジラといえば、夏休みの子供向け映画の定番でした。
ゴジラと名はついていますが、シン・ゴジラは子供に見せる映画ではありません。
大人向け。
しかも、ゴジラを知っている世代のもの。あるいは、エヴァ好きな人が対象かもしれません。

シン・ゴジラ面白い!

シン・ゴジラはゴジラシリーズとしてみると、謎な括りだけど、
個人的に非常に面白く、興味深い作品でした。

シン・ゴジラは、官僚の視点で描かれています。
それが非常に良く出来ていると思いました。

即座に意思決定できない機関、葛藤、海外との均衡など、様々な点が絡み合い、よくうまく描かれていると思いました。

ゴジラを他と未曾有の事象と置き換えると、非常に興味深い内容になります。
どのようにすれば、事象を解決させることができるのかという問題解決の視点がよく描かれており、自分自身ならどうするのかという問題提起を含んだ作品でもあると思われます。

なので、ゴジラだからというのではなく、一つの作品としてみてもらうのが一番なのではと思いました。

娯楽作品ではあると思うけれど、ちゃんとみると娯楽作品ではない作品にもなるという謎な作品が「シン・ゴジラ」の特徴なんだと思います。

久々に興奮した邦画

邦画ってCGなども洋画に比べるとかなり劣ってしまうのが事実です(予算の関係もあるし)。
しかし、シン・ゴジラではそういうことを思うのが少なかった。映像をみて興奮してしまう。
それくらい、制作陣の愛も伝わってくる。この興奮は。

実写版エヴァか

監督が庵野さんなので、カット割りや人物など、構成等、エヴァっぽいです。
実写版エヴァをこうしたら、こうなるんだろうなっていう感じでみることもできます。

妻も面白いと言っていた

「ジュラシック・ワールド、なにそれ?面白いの?どうせ、つまんないでしょ」
という男の子が大好きなものに対して、皮肉かつ超絶disるスタイルをとる妻ですが、Facebookなどでのみんなのクチコミをみて、シン・ゴジラには興味を持っていたようです。
その妻とともにシン・ゴジラを見に行きました。

映画見終わった後、「シン・ゴジラ面白かった」と。
あのジュラシックシリーズやスター・ウォーズは面白そうじゃないといった妻が。

シン・ゴジラおそるべし。

賛否両論映画

賛否両論ありまくりな作品だと思います。
面白かったと思いますが、ゴジラとしてみると、微妙な感じ。

ゴジラシリーズっていうと、このシン・ゴジラはそのシリーズから外れるのではないかと。
で、シン・ゴジラ自体は単独でよくできているし、今までにないような邦画。
そういう意味でおすすめできる内容。

子供がみても、ちんぷんかんぷんだし、面白くないと思う。
そこらへんは注意が必要な映画。

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