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アート

あいちトリエンナーレ2016の歩き方~豊橋地区~

あいちトリエンナーレ2016の豊橋地区の歩き方について紹介したいと思います。
現代アートのみが対象となりますので、ご了承ください。

豊橋地区の所要時間

豊橋地区の現代アート鑑賞の所要時間は2時間~3時間程度です。

豊橋駅周辺しかないので、徒歩で鑑賞することができます。
開発ビルの作品は、複数階に作品が展示されており、階段移動をしなければいけないため、
やや疲れるかもしれません。

豊橋地区の周り方

豊橋地区はあいちトリエンナーレの中で1番遅い会場時間となります。

とよはし芸術劇場PLATを除き、会場時間は11時となりますので、注意が必要です。
ぼくは、豊橋地区に早く来てしまい、PLATの中で作品を見つつ会場時間になるまで待っていました。

周り方はこのようにしました。

穂の国とよはし芸術劇場PLAT→水上ビル→はざまビル大場→開発ビル

細かく分けても4つのエリアになり、いずれも近場なので、特段気にせず周ることができるでしょう。

なお、とよはし芸術劇場PLATに大巻伸嗣の作品があり、18時から作品がライトアップされるので、岡崎地区鑑賞後、豊橋地区に行ってもいいと思います。

豊橋地区の作品と見どころ

豊橋地区では、4つのエリアに分かれています。
穂の国とよはし芸術劇場PLAT、水上ビル、はざまビル大場、開発ビルごとに紹介します。

穂の国とよはし芸術劇場PLAT

豊橋駅から線路沿いに歩くと、綺麗で現代的な建物があります。
ここが、穂の国とよはし芸術劇場PLATです。

この建物は複合施設であり、コンサートをしたり、劇をしたり、アートを鑑賞できるスペースがあります。
あいちトリエンナーレの休憩をしにきてもいいでしょう。

あいちトリエンナーレのインフォメーションセンターにもなっています。
チケットを購入や引き換え場所です。
あいちトリエンナーレでわからないことがあれば、きいてみるとよいでしょう。

ここには、3つの作品があり、チケットがなくても、無料でアートを鑑賞することができます。

PLATの中での1番の見どころは、大巻伸嗣の作品です。
入ればすぐに目にすることができるでしょう。
大きな作品であり、非常に美しい作品です。
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ぼくはみれませんでしたが、夜に行くとライトアップする作品になっています。

2階の隅には、ウダム・チャン・グエンの映像作品を観ることができます。
意外に中毒性のある作品なので、ぜひ観てみると良いでしょう。
ちなみに、この作品は、名古屋地区、岡崎地区でも観ることが可能で、豊橋で観なくても観ることが出来ます(作品そのものは同一だと思います。)

アートスペース(廊下)には、あいちトリエンナーレに関連したアート作品を観ることができます。
鳥をテーマに展示されています。

PLATの外には、ジョアン・モデの紐を使った作品を観ることが出来ます。
この作品は、岡崎地区、名古屋地区でも同じように展開されています。
あいちトリエンナーレ会期終了1週間前には、3つの作品を愛知芸術文化センターに結集するようです。
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水上ビル

PLATの目の前には、水上ビルがあります。
会場は4ヶ所あります。

水上ビルの商店街を歩いて行くと、最初に目にするのが、ラウラ・リマの作品です。

これは、4階建ての水上ビルに本物の小鳥を100匹放ち、鳥が生息する空間を制作したインスタレーション作品です。

実際に本物の鳥がいる空間に入るという特徴的な作品であり、体験型の作品になっていますので、豊橋地区に行った際はぜひ立ち寄りましょう。
ちなみに、作品の性質上、思わぬアクシデントが発生する可能性があるので、注意が必要です。
また、建物に入る人数制限もあるので、日によっては待ち時間が発生してしまうおそれがありますので注意してください。

次にあるのがギャラリーっぽく展示されているヨルネル・マルティネスの作品です。
個性的な雑誌(?)作品を読むことができます。
また、実際に書くこともできますので、何かしらのメッセージを残すといいかもしれません。
ちなみに、ぼくが行った時に、「(アーティスト集団)【目】を誘致してください」と書いてありました。
同感です。

次の作品は、狭い空間の中にテレビが置いてあります。
イグナス・クルングレヴィチュスの作品です。
音と映像を巧みに使った作品で、ユニークさを出しています。
狭い空間の中で反響する音にやみつきになります。

水上ビル最後の作品もイグナス・クルングレヴィチュスの作品です。
こちらは、座って鑑賞するもので、2つのスクリーンにテキストと色面が映しだされます。
最初は「?」と思いますが、左のスクリーンの言葉、右のスクリーンの言葉で会話しており、どんどんとのめり込むストーリー展開になっています。
こちらの作品も水上ビルでオススメの作品だと思います。

はざまビル大場

水上ビルから大通りに出て、駅側に少し歩くとはざまビル大場に着きます。

1階はブラジル作家のリビジウンガ・カルドーゾの作品です。
陽気な音楽と巨大な宇宙船的なモニュメント、敷き詰められた砂場を歩きながら鑑賞します。
音楽を自身で変えることができ、謎のモニュメントの乗ることができます。

2階には、映像作品があります。ウェンデリン・ファン・オルデンボルフの作品です。
ドキュメンタリーテイストの作品で、個人的にいまいち良さがわかりませんでした。

開発ビル

はざまビル大場から駅に向かうと、すぐに開発ビルがあります。
1階はレコードショップになっています。
開発ビルでは、複数階に作品があり、エレベーターで10階に上がり、階段で降りて様々な作品を観ることが出来ます。

10階のホールには、石田尚志の作品があります。
非常に幻想的な作品であり、空間全てを巧みに利用されています。
リハーサル室、楽屋、ホールと独自世界が拡がっています。

9階には、佐々木愛の作品があり、大型なロイヤルアイシング作品を鑑賞することができます。非常に細やかで鮮やかな作品です。

8階では、ニコラス・ガラニン、岡部昌生の作品があります。

6階に降りると、小林耕平の作品があります。
東海道中膝栗毛をモチーフにした作品で、映像とオブジェを使ったインスタレーション作品が展開されています。
「なんだこりゃ」と思いながら、ニヤニヤと映像をみていました。

久門剛史の作品は、光をうまく使った美しいアートを堪能することができます。

2階にあるのは、ハーバード大学感覚民族誌学ラボの作品です。
映像作品であり、大迫力な音と映像でした。音が荒々しく、映像を観ていて、酔ってしまいます。

豊橋地区の休憩

豊橋はカレーうどんが有名です。
豊橋駅の近くには、カレーうどんの店が色々とあります。

「玉川うどん本店」で食べました。
豊橋カレーうどん、美味しかった!

豊橋地区のまとめ

あいちトリエンナーレ2016で豊橋地区が追加されました。
メイン会場の名古屋から電車で1時間という立地にあり、やや行きづらさはありますが、
会場の中で1番トリエンナーレっぽいかなと思いました。
地区の良さ、建物の空間をよく活かしている作品が多かったです。

ただ、作品数が少ないので、このために豊橋に行くとなると、やや物足りなさを感じます。

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