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アート

瀬戸内アートをめぐる旅~小豆島~

アートゴールデンウィークの初日は、小豆島から始まる。
小豆島には2010年の第1回瀬戸内国際芸術祭の際に訪れた以来だ。

小豆島の特徴

小豆島は他の島に比べて、とても大きい島で、移動するのも大変な島。(瀬戸内国際芸術祭の島の中で一番大きい島)
開催毎にエリアが拡がっており、作品も小豆島全域にわたって転々としているので、時間に限りがある人はエリアを絞った方がよい。
小豆島のエリアは「土庄」「土庄本町」「池田港」「肥土山/中山」「北浦」「大部」「福田」「三都半島」「醤の郷周辺/草壁港」「坂手港/田浦半島」がある。
エリアが多すぎる。外から来たものはわかりにくい。
小豆島全域にわたっていることから、回ろうと思えば、ちゃんと場所を把握しておいた方がよい。把握しないと結局間違ってしまう。土庄から近い土庄本町でも歩いて15分くらいかかり、どこに作品があるのかわからず、道に迷ってしまった。

他の島でもいえることであるが、外にある作品はいつでも見れるので、後回しにし、営業時間があるものを先にみるとよい。

移動手段はバスかレンタカーでの移動である。その中でもバスは要注意の移動手段だ。なぜなら、バスでの移動もどこで降りればよいのかわかりにくいのである。バス停の名前も馴染みのないものであるし、作品はどこにあるかなどのアナウンスはない。そのため、気付かずに行ってしまったり、移動先の異なるバスに乗ってしまうこともありえるだろう。レンタカーを借りれるのであれば、借りた方がよい。
ホームページで作品の場所が詳細に記載されていないほか、看板の設置も不親切であるため、どこに作品があるのかわからないのが課題だと僕は思っている。

小豆島はとても作品群は素晴らしく、作品数も多いので、今後改善してほしいと思っている。

流れ

移動は新幹線→電車→フェリーであったため、移動だけで半日がおわってしまった。小豆島では1日しか費やしたくないため、エリアと作品を絞りみることにした。
具体的に土庄本町、中山、醤の郷周辺にした。
ここでの目的は、【目】を見ることであった。【目】は以前ブログでも紹介したが、【目】の作品はどれも面白く、鑑賞者の斜め上をいく。見たものに対して、オドロキとワクワクを提供してくれる作品を僕は目にしており、大好きになってしまったからだ。そのうえで、大岩オスカールと、かわいい「オリーブのリーゼント」をみれればいいなと思っていた。
今回、小豆島で使う時間は半日だ。

作品紹介

小豆島で鑑賞したアートを紹介する。

MeiPAM

【目】を鑑賞しようと思い、迷路の町に来た際に、たまたま通りがかり、担当者の説明を受け、面白そうと思い、
共通チケットを購入した。このMeiPAMは、小豆島の迷路の町にアートやカファなどを展開している。
アートギャラリーは5つあり、どれも特徴があって面白い。

・MeiPAM1
チケットセンターを兼ねている建物。
町に似つかわしくないが、なにげにみると愛着のあるオブジェが立った建物。
外壁はこの迷路の町の地図が描かれている。オブジェの中は階段になっているが、鑑賞者には終わりのない階段を目撃することになる。参加すれば、面白くアートに触れることができるだろう。建物の中はギャラリーになっており、いい感じに落ち着いてる。
meipam
・MeiPAM2
少し迷ったが、何の変哲もない倉庫のような建物。倉庫は施錠されている。カギをあけるためには、MeiPAM1でチケットとともに、渡されたICカードキーを使う必要がある。
扉を開けると、中は奥行きのある空間と作品。この時期にはカサンドラ・スミスの展示会であり、実験的な展示であった。
meipam2
meipam2

・MeiPAM3
瀬戸内国際芸術祭2016によって、【目】の作品になっている。【目】の項目で説明する。
MeiPAM3と【目】の作品は別個になっているものかと思ったが、一緒の建物で、【目】の作品のみ
meipam3

・MeiPAM4(モノノケ堂)
衝撃を受けた。入り口は、普通のおみやげ屋さんだが、中に入って奥に行くと、そこは、日本中から集めた妖怪の造形物だらけ。作品は「妖怪造形大賞」(知らなかった!)の応募作品すべてがここに飾ってある。数も多いし、バラエティの豊富さには圧巻するだろう。これだけ見るだけでも、ボリュームがある。これでもかというくらい妖怪の作品をみることができる。かわいい作品も面白い作品も怖い作品も盛り沢山なので、ぜひとも足を運びたい。
meipam4
meipam4
・MeiPAM5
カフェの2階に作品がある。作品は真っ暗の中を、係の人に渡されたロウソク型の明かりを頼りに歩き、天井に書かれた妖怪の絵を寝っ転がってみるユニークな作品だ。真っ暗であるが、目の慣れもあって、いい感じに天井やその他の景色をみるのは楽しい。ちょっとお化け系なので、少し怖い感じである(といってもオドロキ系ではない)が、体験型アートであり、面白かった。
ただ、入り口の受付が、売店での受付というのがわずらしさはあった。(入り口→受付が売店だと気づく→売店→受付)
meipam5

大岩島2/大岩オスカール

役所の隣の大きな倉庫で展示。
とてつもなく見つけづらく、看板を出して欲しいくらい。
ここの展示を見つけられない人は多くいると思われる。

建物の前には、おじちゃんが出迎えてくれる。
受付をして、中に入る。
空気を入れる音が「ぶおー」っと鳴り響いている。
よく遊園地などにある子供が遊ぶための空気を入れたアトラクションの音に似ている。

おじちゃんに案内され、中に入ると、

靴のイラストが。

さらに、おじちゃんがジッパーをあける。
そこをくぐると別世界が待っている。

自分が思っていた以上に大きな作品だった。
作品は360度描かれており、細かな描写には恐れ入る。

異なるモノクロの世界に入ったかのように、美しさと面白さが拡がっている。
作者の大岩オスカール氏も楽しく書いていたんだろうというのがこちらにも伝わってくる。

2013年にも同様の作品を飾っており、それに手をくわえたのが本作品だ。
なので、製作者のサインも2つあった。2013年と2016年だ。

ちなみに、小豆島は「shodojima」ではなく、「shodoshima」だと、おじちゃんが指摘していた。

GW中であったが、子供連れの家族が2組。
僕らが出て、すぐに出てしまったので、15分程度自分たちだけ(おじちゃんもいたけれど)になって、とても作品を楽しむことができた。

最初に見た作品から、僕が好きな作品だった。

迷路のまち~変幻自在の路地空間~/【目】

僕はアーティスト集団【目】が大好きだ。
資生堂パーラーでの作品を見た時以来、【目】のファンになっている。

今回この作品も楽しみにしていた一つである。

2013年には1軒だった作品も2016年には1軒追加され、2軒になっている。
元々、空き家だったところを【目】によって生まれ変わったのだ。

今年の作品は、すごくエッジが効いている。
外からみても、なんだこりゃ。中に入ってもなんだこりゃ状態である。
家の名残をかすかに残しつつ、新たな作品へと再生させた。

前回の作品は、何の変哲もない家だけど、実は....
まるで、不思議の国のアリスになったかのように、摩訶不思議な世界へと連れて行ってくれる。

具体的にどうなっているかは、
ここでは控えるけれど、アート好きじゃない人、興味ない人問わず、誰しもがみてほしい。

僕らが想像する斜め上をいっている。
毎回毎回【目】の作品には驚かされるのだ。

今年は、さいたまトリエンナーレにも参加する予定なので、そちらも是非【目】をみたいと思っている。

オリーブの夢/ワン・ウェンチー(王文志)

6年前に見てはいるが、やはり、清々しい作品だ。
港からも離れており、バスかレンタカーで行くしかないのが欠点である。
だが、小豆島のメインディッシュといっていい作品だ。

鑑賞者は竹で作った巨大な建物の中に入ることができる。
外から見ても素晴らしいが、中に入ってくつろぐのがベスト。
リラックスする場としてのアートにもなっている。
少しつかれた際は、ここで休憩するといいだろう。

僕らが行った時はとても天気が良く、素晴らしい環境であった。
雨だと勿体無い作品になってしまうので注意だ。

バス「春日神社前」から徒歩10分程度

おおきな曲面のある小屋/島田陽

小豆島は醤油で有名だ。
醤油工場のある小道を通って行くと、なんか作品があるという感じだ。
タイトルは小屋となっているが、トイレであり、周辺は休憩スペースになっている。
昔からの建物の中に、こういった建物(しかもトイレ)があるのは、面白い。
僕らがいたときは誰も使っていなかったけれど、町内の人が使うのだろうか。

オリーブのリーゼント/清水久和

一度見たら、インパクトが強く、忘れられない作品だ。
小道を歩いて行くと、いきなり本作品に遭遇するので、驚きとともに笑いがこみ上げてくる。
口には、みかんが置いてあり、周辺の方々にも愛されているのではないかと思っている。

かわいさもあって、こういう作品好きだ。

宿

宿はオーキドホテル。ちなみに、今回の旅行は赤い風船で往復券・ホテル付きチケットを購入した。
交通費のみでホテルに泊まれるくらいの値段になるので、リーズナブルで良い。

このホテルは港の目の前にあるので、アクセスはものすごく良かった。
申し分ないし、見た目の値段的には綺麗であるし、リーズナブルでいいと思う。
部屋は可もなく不可もなくといった感じ。食事も思っていたよりも美味しくいただくことができた。
瀬戸内の食材で作られた感があってよかった。

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